IDCFクラウドに待望の西日本リージョンが誕生しました!
先週から触れていた(ステルステスト?)んですが、本日公式発表がありました。
これでやっとIDCFクラウド内でディザスタリカバリ環境を構築したり、
ロケーションを分けて対応をするといった事ができるようになりました。
注目なのは西日本リージョンはDiskが爆速でオールフラッシュ仕様との事。
これは結果によっては東で作るより西で作った方が速くなる可能性がありそうです。
というわけで、やはり気になるのは東京からのレイテンシ。
簡易的ですが早速測ってみました。
AWSの東京リージョンから64byteのpingを100回打って応答速度をみてみました。
東日本リージョン 平均 5.67msec
西日本リージョン 平均15.247msec
東日本→西日本 平均 22.969msec
ちなみに千葉のローカル環境からpingを打った応答速度も殆ど変わりませんでした。
なので、東京からだと約10ミリ秒程度差があるようです。
ちなみに、AWSの東京リージョンから他のロケーションだと、
GCP アジアパシフィック 平均35.315msec
GMO ALTUS東京リージョン 平均2.899msec
という感じですので、さすがに東京と比べると地理的にレイテンシが高くなりますが、
それでも10ミリ秒程度。逆にGCPで気にならない方は全く気にならないと思います。
AWSのシンガポールリージョンからだと東日本の方が早い結果になりました。
地理的に近いから~的な話よりも経路の問題が大きいようですね。
東日本リージョン→シンガポール 平均71.217msec
西日本リージョン→シンガポール 平均80.635msec
ちなみに他のロケーションからですと、
GCP アジアパシフィック→シンガポール 平均217.345msec
GMO ALTUS東京リージョン→シンガポール 平均78.094msec
という感じで、シンガポールに対しては東日本リージョンが1番早い結果になりました。
10ミリ秒程度の差であれば、Diskの速度を考えると
西日本で作った方が早くなりそうですね。
今は未だオープンしたてで人が増えたらどうなるかわかりませんが、
この感じだとかなり期待出来るんじゃないでしょうか。
あ、ちなみに起動はIDCFクラウドですので勿論20秒仕様で爆速でした。
現在、DRに必要な機能がIDCF内では殆ど完結しないので、
DR設計にはRoute53等、別の何かを考える必要がありそうです。
早くDNSにFailover機能や重みづけでのバランシング機能が付くと良いですね。
あと、オブジェクトストレージのエンドポイントが西日本には無いようです。
S3との互換性は高いので当分はS3が良い感じでしょうか。
もしくは無料枠もありますし、東日本リージョンで我慢ですね。
次は西日本リージョン噂の爆速ディスクに迫る検証をしてみたいと思います。
それでは、よいクラウド構築を。
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